この記事は、ふるさと納税を申し込む際に「ワンストップ特例を申請する」にチェックを入れ忘れた場合の対処法をまとめた記事です。
年末だから急いで申し込みしたら、ワンストップ特例申請書を「希望しない」で申し込んでしまった…
ワンストップ特例申請書を「希望する」で申し込んだはずなのに、申請書が手元に届かない…
この記事は、そんなお悩みを解決します!
申し込み時の注意点!ワンストップ特例制度を利用する場合の本来の申し込み方
ワンストップ特例を利用する場合の注意事項
申し込み時に「ワンストップ特例申請書を希望する」を選択したかどうか、申し込みを確定する前に十分に確認する
ワンストップ特例制度を利用する場合は、通常、申し込み時に「ワンストップ特例申請書の送付を希望する」にチェックを入れる必要があります。
ワンストップ特例申請書を希望しないとどうなるかというと…
いつまで待っても自宅にワンストップ特例申請書が届きません。
ワンストップ特例申請書を提出しないとどうなるかというと…
別途、確定申告が必要となります。
確定申告もしなかった場合、税金の控除は行われません!!
税金の控除のためにふるさと納税を申し込むのに、控除されないと本末転倒ですよね。。
したがって、ふるさと納税をワンストップ特例申請にて申し込む際には、「ワンストップ特例申請書を希望する」を選択したかどうか、申し込みを確定する前に十分に確認するようにしてください。
…でもこれ、デフォルトでは「希望しない」にチェックが入っていることがあるんですよね。
したがって、何も考えずに進めてしまうと、ワンストップ特例申請したいのに、うっかり「希望しない」で申請してしまう、という事態に陥ります。
筆者は一度これを経験し、冷や汗をかきました(泣)
こういった場合、確定申告するしか無いのかというと、決してそんな事はありません。
1/10前なら、まだ間に合います!!
詳しい手順は、次の章でご紹介します。
ワンストップ特例申請書を希望し忘れたときの対処法3つ
ワンストップ特例申請書を希望し忘れてしまったときの対処法は以下の3つです。
1/10(ワンストップ特例申請書の期限)を過ぎていない場合
- 自治体に問い合わせをする…封筒、切手を用意するのが厳しい方におすすめ
- ワンストップ特例申請書を自分で印刷して記入する…問い合わせは面倒という方におすすめ
1/10を過ぎている場合
- 確定申告をする…1/10に間に合わなかったから諦めようとしている方におすすめ
次は、それぞれの方法について、メリット・デメリットとともに解説します。
対処法その1:自治体に問い合わせをする
この方法のデメリット:問い合わせの手間がかかる。返送用封筒等が送られてくるまで待つ必要がある。
通常、ワンストップ特例申請書を希望して申し込みをすると、自治体が返送用の封筒(切手付き)を送ってくれます。
申し込み時に希望するのを忘れた場合、自治体によっては、問い合わせると返送用封筒・切手を送ってくれます※。
※自治体によって対応は異なりますので、一概には言えません。問い合わせをする際に併せてご確認ください。
※2022.02.02 現在、返送用封筒を送ってくれることが確認できている自治体:近江八幡市、伊万里市、泉佐野市など
実際に送ってもらえるは分かりませんが、どうしても封筒や切手を用意するのが難しいという場合には、問い合わせる価値はあります。
しかしながら、この方法で返送用封筒を送付してもらうことになった場合、返送用封筒が届くまで待つ必要があります。
ワンストップ特例の締切は1/10。1/10までに、自治体に不備のない書類が届いている状態である必要があります。
したがって、年末ギリギリにワンストップ特例申請書を請求した場合、この方法で返送用封筒が到着するまで待つよりも、2つ目にご紹介する「自分で申請書を印刷する方法」を選択する方が無難です。
対処法その2:ワンストップ特例申請書を印刷して記入する
自治体からの返事を待つ必要がない。
この方法のデメリット:申請書・返送用封筒・切手を用意する手間がかかる。
この方法は、自分でワンストップ特例申請書を印刷して提出する方法です。
ワンストップ特例申請書は、地方税法施行規則 第五十五号の五様式からダウンロードできます。
また、楽天ふるさと納税のWebサイトからは、申請書の記入例も確認することができます。
この方法は、自分で申請書・封筒・切手を用意する必要がありますが、問い合わせの手間が省けるため、個人的には一番おすすめの方法です。
また、ワンストップ特例申請書を「希望する」で申し込んだはずなのに、なかなか自治体から申請書が送られてこない場合にも、この方法が有効です。
年末など、締切ギリギリになってしまった場合は、自分で申請書を印刷して提出しても良いと思います。
対処法その3:確定申告をする
この方法のメリット:1/10を過ぎても間に合う。
この方法のデメリット:確定申告をする場合、1/10に間に合わなかった一団体のみ確定申告すれば良いわけではなく、今まで寄付した全ての団体について申告する必要がある。
この方法は、1/10を過ぎてしまってからワンストップ特例申請を忘れたことに気が付いた方のみにおすすめします。
なぜなら、デメリットの比重があまりに重すぎるからです。
確定申告する場合、今までのワンストップ特例申請は全て無効になります。つまり、今まで寄付した全ての自治体について、再度確定申告で申請をする必要があります。
確定申告の手続きは、ワンストップ特例申請の手続きと比べると圧倒的に煩雑です。
1/10までにワンストップ特例申請するのを忘れないように十分注意してください!
確定申告のやり方は、こちらのサイトの説明が分かりやすいです。
提出したワンストップ特例申請書が届いたか不安…確認方法はある?
ワンストップ特例申請書は無事提出できたとしても、提出してからも、きちんと到着したのか不安ですよね。
でも、安心してください。通常、申請してから2週間程度で自治体から連絡が来ます。
自治体から「特例申請受付書」が送付されるか、申し込み時のメールアドレスに「手続き完了」の旨の連絡が来ます。
筆者が今まで申し込んだふるさと納税は、全てメールでの連絡のみで、大体提出から2週間後に受理されることが多かったです。
ただし、自治体によっては受付完了を通知しない所もあるようなので、暫く経っても受付完了の連絡がこない場合、自治体に問い合わせることをおすすめします。
ワンストップ特例申請書を希望し忘れたときの対処法…まとめ
如何でしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
①申し込み時にワンストップ特例申請書を希望するにチェックを入れ忘れないこと
②忘れた場合も、1/10までに処理を済ませれば確定申告せずに済むこと
の2点です。
ふるさと納税の仕組みをしっかりと理解して、たくさんの魅力的な返礼品を楽しみましょう!